図面って何?って方向けのJIS話

もし仕事で「良くわからないけど図面らしきものを見ることになった」「JISが…って話があった」みたいなフワッとしている方のみに向けてキーボードを叩くので

図面によく触れる、JISに聞き覚えがあるって方は閲覧非推奨。

まず、図面について。図面とは「図または線図で表した技術情報」のこと。もし仕事で図面を見かけた時、まず、貴方は会社が信頼に足ると判断したと考えて欲しい。(技術情報管理を会社が出来ていないという可能性もあるけど)

勿論技術情報なので同じものを表す図面であっても使用用途や渡す相手に応じた図面が何枚もあるのが普通で、カタログに代表されるような簡易的な図面(参考図、説明図etc)も沢山あって、今貴方が見ている図面がどのようなものかにはよるけれど、それでも、どんな図面であっても、誰にでも見せるものではないという事だけは知って欲しい。そして、是非、じっくり見て欲しい。図面って多分とっかかりにくいけど楽しいよという事をお伝えしたい。

そこで図面を楽しんでもらう為のコツとして、簡単に2つだけ。

  • 最初に見るべき箇所について

まず、メインとなる図がない所(大体右下端)に一番大事な情報は集約されているので、まず端っこから見て欲しい。四隅は大体全部怪しい。とはいえ設計する上で使うだけで見る分には要らない情報もあるので、この図面がどんな奴なのか見極めてやろうというような気持ちでまず端を見よう。そして、書いてある内容に?となりつつ、大事そうだなぁ…と感じた時。

  • JISを調べてみよう

JISとは「Japanese Industrial Standards」の略で、「日本産業規格」と訳されるもの。法律に基づいて制定された日本の国家規格なので、めちゃくちゃ大事な事しか定められていないです。大事そうだなぁと感じて調べて、JISとの関連性が見つかった時。その時点でもはや勝ち確。実際のJISを見る方法については職場毎にルールがあると思うので一概には言えないけど、法律と同じく、JISは調べたもの勝ちで、知っているもの勝ちだと思ってる。

仕事をする上で、会社・上司・先輩・同僚の知識もめちゃくちゃ大事だけど、人によって違ったり、違う風に自分が勘違いしていたり、会社や人そのものが変わったり、「コトの捨」をせざるを得ない状況(しかも可視化が難しい)はどうしても多い。だけどJISから得た知識はそう変わらず、「捨」の機会は少なく可視化も容易。

図面に見慣れていない方はこの2つを意識するだけでも、メインの図が違う風に見えるんじゃないかなぁ~(あくまで個人の感想ですけれども…)

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